
Odradek
Year: 2020-2021
Material: Water-based resin, optical fiber, stand light, LED light, Human sensor LED light
Dimensions: sculpture: H48×W45×D45cm, lamp: H182×W50×D32cm
Location: AZUMATEI PROJECT, Solo exhibition “SETI”, Yokohama
フランツ・カフカの短編小説「父の気がかり」(Die Sorge des Hausvaters. 1915,池内紀編訳,カフカ短編集,岩波文庫,1987)には、オドラデクという、おそらく生命体と思われるものが登場する。カフカは、オドラデクについて色々な角度で描写する。読者はオドラデクがどういった存在なのか、想像しながら読み進める。僕の頭に浮かんでいるソレとあなたのソレ、カフカのソレはきっと微妙に異なっている。それぞれのオドラデクが落ち葉がかさこそ鳴るような声で笑っている。一つのフィクションから無数の脳内フィクションが構築される。きちんと伝達できていないということが、表現にとってはむしろプラスに働くことがたまにある。



